今回はタイトルにもあるコスパ最強の高級革靴RAYMAR(レイマー)のご紹介です。ホントめっちゃ良い靴なんですこれ!
それでは見ていきましょう!
RAYMAR(レイマー)とは
レイマーというのは革靴のブランドです。静岡県焼津市にある有限会社サンレイさんのオリジナルブランドで、そのこだわりは公式HPにも記載されているように【 価格を抑えようとも品質は落とさない 】というところです。
品質的には10万円以上の革靴と比べても引けをとりません。そんなレベルの品質なのにレイマーの価格は2〜3万円です!安すぎ!!
今回はそんなレイマーを手に入れることができたのでレビューしていきたいと思います。
Lucas(ルーカス)を購入
Lucas(ルーカス)は2020年3月に発売されたモデルで、クォーターブローグというデザインの革靴になります。
ちなみに価格は税込25,900円(2020年3月時点)でした。
ライニングと呼ばれる内側には小窓がついており、それぞれのモデルとサイズが記載されています。
字がカワイイw
革はアノネイ社製 ベガノ
革はフランスのタンナーAnnoney(アノネイ)社のVegano(ベガノ)という高品質な牛革が使われており、非常にもっちりとしてきめ細かな肌目、アニリン仕上げによる革本来の美しい自然な艶感、しなやかながらもしっかりとコシがあり、細かい履きシワが入る上質な革です。
ただ、革にもランクがあります。名門○○の○○社のレザーを使用!と謳われていてもランクが下がれば価格も変わってきます。天然皮革ということもあるうえにレイマーでは生き物より頂いた命を尊重するため、革の歩留まりを良くするために見た目に影響のない程度の「トラ」や「血筋」を使用しているということもあり、もしかしたらこのあたりもレイマーが安い理由の一つかもしれませんね。
ハンドソーン・ウェルテッド製法
数百年も前から続く底付けを手縫いで仕上げる製法で、構造は高級本格靴でよくあるグッドイヤーウエルト製法とほぼ同じですが、機械化されたグッドイヤーウエルト製法をほぼ手縫いで仕上げてあります。ハンドソーン=手縫いの意味です。
ハンドソーン・ウエルテッド製法のメリット
ハンドソーン・ウエルテッド製法のメリットとして
- 返りが良い
- 耐久性が良い
- 足あたりがソフト
という3点が挙げられます。
1点目の「返りが良い」というのは、「リブ」とよばれるパーツを使用せず、ウエルトを中底に直接縫い付けているので底の返りが良くなり、履き心地が軽く感じられます。
2点目の「耐久性が良い」というのは、リブが中底から剥がれず、アッパー(甲革)、ライニング、ウエルトが中底にしっかり縫いつけられているので耐久性に優れ、修理も可能。底に縫い目がないので耐水性に優れる特徴もあります。
3点目の「足あたりがソフト」は、グッドイヤーウエルト製法より中物コルクが薄いのでコルクの沈み込みが少なく、履き始めからジャストサイズを履くことができます。
参考:ユニオンロイヤル公式サイトより
半カラス仕上げ
半カラス仕上げとはソール部分が黒と茶の2色で仕上げたソールのことです。
実用的なメリットはそんなにないのですが、見た目が良くなりエレガントでフォーマルな印象になります。まぁ見えない部分なんですが・・・
ちなみにすべてを黒く塗ったものが「カラス仕上げ」です。
由来としては、靴にとって黒は特別な色、アッパー(甲革)はもちろんソールが黒も最もフォーマルとされていますが、黒いソールだと床の大理石や絨毯を汚してしまうのでマナーとして美しくないとか・・・
そこで地面につかないウエストの部分だけ黒くして、床に接着しない部分は茶や白等の色が移らない色にしたことが始まりとのことです。
ヒドゥンチャネル
ヒドゥン=隠された チャネル=革底の糸が縫われてる箇所にある浅い溝のことです。
ヒドゥンチャネルは靴の横側(コバ)から革包丁で薄く切れ込みを入れ、切れ込みを入れたところにチャネルを掘って糸を縫い、縫い終わったら切れ込みを入れた個所を再び閉じて、縫い目(ステッチ)を隠すチャネル仕上げのことです。
この仕様も半カラス仕上げ同様、構造的なメリットは特別なく見た目におけるエレガント演出等、装飾的な意味合いだそうです。
リーズナブルな理由
これだけの仕様なのにビックリするほどの低価格!
理由は以下だそうです。
箱や副資材にお金をかけていない
大抵のブランド品って箱や袋にロゴを入れたりしてブランド価値をあげてますが、レイマーはそういった装飾が一切ありません。
その代わりといってはなんですが、担当の大石さんから直筆でメッセージが添えられています。
こういった気遣い嬉しいですよね!
革の歩留まりを最大限にしている
革製品を購入した時、たまに血筋とか小傷とかある商品ありますよね。
高価な革靴となるとそういう部分はあまり使われていないのですが、レイマーでは積極的に使われているとのことです。
型いれの際に歩留まりを良くすることで材料費を抑えているとのこと。ただ、血筋等は基本的に目立たない部分(内側とか)に使用する等努力されているそうです。
販路がヤフーショッピングのみ
レイマーは実店舗を持っていません。ヤフーショッピングに絞ることで人件費、家賃等の販管費を抑えることでコスパ向上に努めています。
でも靴のネット購入って怖いですよね?サイズが合っていなかったら返品交換の手間がかかるし、企業側もその対応をしなければならない。しかも配送費かかるだろうし・・・ですが!
簡易試着サービス 【 アシーレ 】
実際に使用されている木型を型取った手製のビニールの袋です。これによりおおよそのワイズ、足長、ボールジョイント等のサイズ感を確認できるうえ、このアシーレの返送は不要かつ、費用0円!
このアシーレにより返品交換リスクが大幅に減ったそうです。
ネットで購入する顧客の不安を払拭してくれるサービスですね。
他にも広告費をかけないブランディング努力をされており、その分を製品の品質向上にあてているなど企業努力がすごいです!
リーズナブルな理由参考:みんくすのぐーぶろ。
さいごに
レイマーは本当にいい靴です。こんなにいい靴が低価格で販売されている裏にはサンレイさんという企業の顧客への思いと努力があるからだと、このブログを書いていても思いました。「お洒落は足元から」皆様もこの日本が誇る企業のひとつ、レイマーを革靴を是非試してみてください!
このあと、このルーカスちゃんにはスチールを付けましたwスチール付けたらさらにカッコ良くなったので、その記事はまた後日にUPします!
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